「中国の報告が遅すぎたため初期対応の貴重な時間が失われた」 WHO独立委員会 最終報告書で指摘
新型コロナウイルスをめぐるWHO=世界保健機関や各国の対応を検証してきた独立委員会は最終報告書をまとめ、初期対応に問題があったと指摘するとともに、新たな感染症に備えるための枠組み条約の締結などを提言しました。去年9月から活動してきたWHOの独立委員会は12日、最終報告書を公表しました。この中で、中国について医師らが原因不明の肺炎を迅速に察知したものの、WHOへの報告が遅すぎたため、初期対応にあたるための貴重な時間が失われたと指摘しました。