【失われた30年】日本はこの30年間で賃金も物価もまったく成長していない! 「安い国」となりつつある中で何をすべきなのか?
「東京は土地も何でも世界一高い」――かつてはそう言われた日本ですが、それはもはや過去の話のようです。中藤 玲さんの著書『安いニッポン 「価格」が示す停滞』では、日本で価格が高いと感じられるものでも、世界基準で見ると「日本は安い」ということが現実に起きているといいます。本書は、2019年末から2020年にかけて日本経済新聞本紙および電子版で公開された記事をベースに、さらなる取材を重ねて大幅に加筆されました。