コロナ禍の生活苦で急増した「街娼」 摘発より福祉へ 警視庁が取り組み
街頭で買春客を待つ女性を福祉につなぐ取り組みに、警視庁が乗り出している。売春防止法で摘発しても起訴までには至らず、貧困を抱えるなどし、再び街頭に立つケースがあるためだ。コロナ禍で生活費を稼ぐために舞い戻ってしまう女性もいる。悪循環を断つため、新宿・歌舞伎町の夜を見回る捜査員の姿を追った。◆普通の待ち合わせに見えるけど…
今月14日午後7時ごろ、歌舞伎町近く、フットサルコートなどがある区立大久保公園周囲の小路のあちこちにたたずむ女性の姿があった。