【朝日新聞】コロナ禍で京都の花街が危機 舞妓志望者はデビュー見合わせ、芸妓は収入激減で辞める人も
新型コロナウイルスの感染再拡大で、芸舞妓(げいまいこ)らが宴席で歌舞音曲を披露し、客をもてなす五花街も実質「休業状態」が続いている。デビューを見合わせる舞妓志望者や、収入が激減し、将来への不安などから花街を去る芸舞妓も出てきた。五花街の伝統文化の保存、継承に努める公益財団法人「京都伝統伎芸(ぎげい)振興財団」(おおきに財団)によると、昨年3月現在、五花街で169人いた芸妓は2021年3月には161人に、舞妓は81人から68人に減った。