【デジカメ】パナソニックのカメラ撤退はあり得るか
経済誌を中心にパナソニックのコンシューマーカメラ事業に対する風当たりが強まっている。5月10日に発表があった、2020年度(2021年3月期)の連結業績発表を受けてのことだろう。巣ごもり需要を受けての白物家電好調とは裏腹に、いわゆる黒物であるカメラとテレビの苦戦が伝えられたところである。確かにカメラは“黒物”の中でも、高度な精密機器の本体部分と、昔ながらのアナログ技術の塊であるレンズ部の複合商品であり、メカ部も半導体部もあるという、設計・製造の難易度が高い機器だ。