【少子化加速】今年1~3月期の出生数が前年から9.2%の大幅減…年間出生数は80万人割れが濃厚に
新型コロナウイルスの感染拡大で、「産み控え」の傾向が顕著になっている。厚生労働省が25日に発表した今年1~3月期の人口動態統計速報によると、出生数は19万2977人で、前年同期と比べて9・2%減ったことがわかった。これまでの政府の推計では、年間出生数が80万人を下回るのは2030年ごろと予測されていたが、少子化が急速に進み、今年は通年の出生数が過去最少を更新することがほぼ確実で、10年ほど前倒す形で80万人を割り込む見通しが高まってきた。