【高齢者ワクチン】「7月完了」、いまのペースで達成できるかは不透明、1回も接種していない高齢者は1481万人(42%)に上る
新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、65歳以上の高齢者の1回目の接種率が5割を超えた。一方、2回目の接種率は25%以下にとどまる。菅義偉首相は、希望する高齢者に7月末までに接種を完了する目標を掲げるが、いまのペースで達成できるかは不透明だ。首相が「7月末」の目標を初めて掲げたのは4月23日。3度目の緊急事態宣言を、東京や大阪など4都府県に出すことを決めた後の記者会見で、「希望する高齢者に、7月末を念頭に各自治体が2回の接種を終えることができるよう政府を挙げて取り組んでいく」と表明した。