【三種の神器】弥生時代の墓群から鏡、剣、勾玉が一緒に出土 佐賀県内初
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佐賀市教育委員会は9日、同市の七ケ瀬(しちがせ)遺跡で確認された弥生時代後期(1~2世紀ごろ)の集団墓地の甕棺(かめかん)や石棺から副葬品の中国製の青銅鏡や鉄剣、勾玉(まがたま)が出土した、と発表した。「三種の神器」に数えられるこれらが一緒に出土したのは佐賀県内で初めてだという。市教委によると、これまで吉野ケ里遺跡周辺では副葬品を伴う墓群があったが、佐賀平野中央部から西部で有力な首長墓の存在は明らかになっておらず、今回の発見はこれを知るうえで貴重だとしている。