【京都新聞】宇治川の鵜飼が2年ぶり開幕 川の流量増加で乗合船は取りやめ、観光客らは岸や橋から見物
夏の夜の風物詩「宇治川の鵜飼」が16日、京都府宇治市宇治の府立宇治公園付近で始まった。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大で、記録が残るこの30年あまりで初めて全面中止し、2年ぶりとなる今年も1日の開幕予定が天候不順に伴う川の流量増加で延期となっていた。この日も流量が急きょ増加したため本来は運航する乗合船は取りやめ、観光客らは岸や橋から見る異例のスタートとなったが、鵜匠(うしょう)と鵜が生み出す幽玄の世界に酔いしれた。