【東京五輪】白血病の専門医「池江璃花子選手の回復は常識では考えられない。本人の並外れた努力のおかげだろう」 ★2
急性リンパ性白血病を克服して五輪の舞台に立った池江璃花子。虎の門病院分院(川崎市)の血液内科部長、和氣(わけ)敦医師は「あれだけの回復は常識では考えられない。本人の並外れた努力があったのだろう」と、その復活劇に驚きを隠せない。急性リンパ性白血病は、骨髄の中で血球をつくり出すもとになる造血幹細胞に近い段階の「リンパ系前駆細胞」が何らかの原因でがん化し、骨髄内で増殖、他の正常な白血球や赤血球などの血液細胞を減らしてしまう病気だ。