五輪開催がネック、減らぬ人出…東京3000人超、感染急拡大に専門家「危機的状況だ」
新型コロナウイルス緊急事態宣言下でも新規感染者数の増加が止まらず、専門家から強い危機感を訴える声が相次いでいる。東京五輪開催が感染防止と「矛盾したメッセージ」になっており、人出の減少幅はこれまでよりも小さい。入院者や重症者数は徐々に増加。医療体制が逼迫しつつある。(上野実輝彦、沢田千秋、佐藤大、藤川大樹)◆尾身会長「人流や接触機会、期待されるレベルにない」「人流や接触機会は宣言が出て徐々に減っているが、期待されるレベルには至っていない」。