【朝日】埼玉県春日部市の桐たんすの起源は、日光東照宮の造営職人ではなかったか?新資料が発見される
日光東照宮の造営に携わった江戸時代の職人たちが、帰りに日光街道の粕壁宿(現在の埼玉県春日部市)に住み着き、桐(きり)たんすを作り始めた――。春日部市の伝統産業である桐のたんすや箱作りの発端とされてきたそんな言い伝えを揺るがす資料が、市郷土資料館の調査で見つかった。資料は、1882(明治15)年設立の林業団体「大日本山林会」が、1924(大正13)年5月に出した「大日本山林会報」498号に掲載された論文「埼玉の桐箱」。