【国立病院機構宇都宮病院調査】「高齢者や喫煙者は接種完了後の3カ月後に抗体の量が大きく低下。早期に3回目接種を検討するべきだ」
新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、高齢者や喫煙者は接種完了後の3カ月後に抗体の量が大きく低下する傾向にあることが10日、国立病院機構宇都宮病院の調査で分かった。感染力の強い変異株「デルタ株」が広がる中、高齢者や喫煙者は若者らに比べ、ワクチン接種後も時間がたつと感染リスクが高まる可能性がある。一方、担当者は「接種後は感染しても抗体ができやすく、重症化を防ぐ効果はある」と有効性を説明し、3回目の接種体制づくりの必要性を訴えた。