【教育家】水谷修氏、報道の正義を問う「メディアや有識者は、あるときは五輪を批判し反対、逆に感動を熱く語り賛成、私には理解できない」
新型コロナウイルスの新規感染者数が爆発的に急増し、緊急事態宣言の中で行われた東京五輪が8日、閉幕した。「夜回り先生」こと教育家の水谷修氏は「日本の報道は、滅んだのか」と問題提起した。近代国家は「三権分立」を基本として始まったと言われています。つまり、それまで君主が独占していた立法権、司法権、行政権をそれぞれ分離し、国民の代表が国家を運営していくことによって権力を分散し、互いがそれぞれを監視・牽制していく中で、国家を国民のものとして存続させていくという在り方が、近代市民国家を作り出しました。