【毎日】出征先のフィリピンで流したヤシの実が、31年後に故郷に流れ着いた 絵本「きせきのやしのみ」
第二次世界大戦中、島根県出身の兵士が、出征先のフィリピンで、同郷の戦友の名を記して流したヤシの実が、奇跡的に故郷に流れ着いたという実話をもとにした、切り絵の絵本「きせきのやしのみ」を、愛知県一宮市の主婦、亀山永子さん(48)が作製した。インターネット通販のアマゾンで販売を始めている。【川瀬慎一朗】この実話は、1975年7月、島根県大社町(現出雲市)の港で釣りをしていた男性が、漂流していたヤシの実を拾い上げたことから始まる。