【Ti】東邦チタニウムが脱炭素チタン製錬法開発へ 世界に先駆け「グリーンチタン」、電力消費も70~80%減
東邦チタニウムが二酸化炭素(CO2)を排出しない金属チタンの新製錬法の開発に挑んでいる。スポンジチタンを1トン生産するのに、現行の「クロール法」で約1~2トン排出されるCO2をゼロにするのが目標。さらに消費電力を70~80%減らせる効果も見込む。量産技術の確立はこれからだが、CO2フリーの電力や製法で造る世界初の「グリーンチタン」実現の可能性を秘めており、業界関係者の関心が高まっている。