【WHOアフリカ事務局長】「高所得国は、平均で100人当たり103回分余りのワクチン投与を既に行っている。アフリカではこの数は6回だ」
バイデン米大統領は米国の全ての成人を対象に新型コロナウイルスワクチンのブースター(追加免疫)接種を提供する政権の計画について、正しい判断に基づくものだと主張した。この計画を巡っては、1回目のワクチン入手にも苦慮している他の国々に対し正当性を欠くとの批判が起きている。世界保健機関(WHO)アフリカ地域事務局のマシディソ・モエティ事務局長は、ブースター接種を計画・実施する富裕国が増えていることについて、「ワクチンの公平さという理念を嘲笑する動き」だと批判。