【独自】尖閣情勢の緊迫化に対応、海保が大型巡視船4隻新造へ…25年度までに81隻体制に
海上保安庁は大型巡視船の建造計画を増強し、来年度から新たに4隻の建造を始める方針を固めた。無人航空機による海上監視も開始する方針で、いずれも来年度予算の概算要求に関連費用を盛り込む。沖縄県の尖閣諸島など緊迫化する日本周辺海域の情勢を踏まえ、海保全体の体制強化を図る。政府は2016年12月、尖閣情勢の緊迫化などを受けて海保の体制強化を決定し、現在は、69隻の大型巡視船(1000トン以上)を24年度までに77隻に増やす計画で進めている。