【米国】収入で寿命が決まる可能性・・・裕福かつ質の高い教育を受けた人々とそうでない人々の間で寿命の差が顕著に
平均余命は、より裕福でより質の高い教育を受けている米国人の間では依然として上昇している一方、そうでない人々の間で低下している。米国は国家としてすでに深い分断を複数生じさせた。ここへきて、そこに別の分断が加わろうとしているのが実情だ。平均余命に表れる差異はすさまじい。米国科学アカデミーは2015年の研究で、1960年に生まれた50歳の男性の平均余命について、五分位階級別の所得分布で最上位にいる人々が最下位にいる人々よりも約13年長いことを突き止めた。