琉球国王の菩提寺で那覇の首里にあった円覚寺に置かれていた仁王像が戦争で破壊され手や腰など一部だけ残った状態から写真も無しに復元
沖縄戦で破壊された仁王像 6年の歳月をかけて復元
戦前に那覇市の首里にあった寺に置かれ、沖縄戦で破壊されて一部だけが残っていた仁王像がこのほど復元されました。復元されたのは、かつての琉球王国の国王の菩提寺で那覇市の首里にあった円覚寺に置かれていた仁王像です。仁王像は沖縄戦で破壊されて手や腰など一部が残っていましたが全体像は分からず、復元にあたって沖縄県立博物館・美術館は戦前の姿を知る人から聞き取ったり、近い年代に制作された像を調査したりして、6年の歳月をかけて取り組みを進めました。