【文春オンライン】巡査の年収は360万、警部は705万、では警視長は? ノンキャリアの大多数は警部補止まり
かつて、高等文官試験を受けて内務省に入り、警察庁に移った「勅任官」が警察には存在した。彼らは今後の警察を背負って立つ人材として、20代のうちから高級料亭での宴席、40歳での県警トップ就任、専用車での登庁、豪壮な公舎など、破格の待遇を受けてきた。現代の警察には勅任官こそいない。しかし、将来の幹部候補生として警察庁に採用される“キャリア警察官”の待遇は、やはり一般的な警察官に比べると別格だ。