【米国】中絶権利の支持訴えデモ 連邦最高裁前など各地で
首都ワシントンなど米各地で2日、人工妊娠中絶の権利を支持するデモが行われた。ワシントンでは数千人規模のデモ隊が連邦最高裁に向けて行進。「私の体のことは私が選ぶ」などとシュプレヒコールを上げた。南部テキサス州で9月1日、人工妊娠中絶を厳しく規制する法律が施行された。医療機関が差し止めを求めたが、最高裁はこれを認めなかったため、中絶支持派の間で、女性の妊娠中絶の権利を認めた最高裁の「ロー対ウェイド判決」(1973年)が今後覆される可能性があるとの危機感が高まっている。