【奈良】「臺与の次に男王が政権のトップに立ったことで、体制が安定した」 邪馬台国、箸墓の主は…卑弥呼、次の女王それとも「男王」
邪馬台国(やまたいこく)の女王、卑弥呼(ひみこ)の墓との説が戦前から唱えられている最古の巨大前方後円墳の箸墓古墳(3世紀後半、墳丘長約280メートル)。宮内庁は第7代孝霊天皇の娘、倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)の墓として祀(まつ)る。多くの陵墓が天皇や皇子という男性を被葬者とするなか、舌をかみそうな、どこか謎めいた名の女性というところが、卑弥呼へのロマンをかきたてる。