相次ぐジェネリックメーカー不祥事 新規参入急増で過当競争に-添加物異なり安易に先発からジェネリックに変更は要注意
国の医療費削減の切り札のひとつである「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」。昨年以降、その安全性に疑いの目が向けられる事態が相次いで発生した。富山に本社があるジェネリック大手「日医工」では、出荷検査で不合格となった錠剤を取り換えて再試験を行ない、錠剤を砕いて再加工するなどの不正が発覚した。福井県の医薬品製造「小林化工」では工場担当者のミスでジェネリックの経口抗真菌剤「イトラコナゾール錠」に睡眠導入剤の成分が混入していた。