【造船】SSK最後の進水 中型ばら積み船1月引き渡し 修繕を柱に経営再建へ 長崎・佐世保
来年1月で新造船を休止する長崎県佐世保市の佐世保重工業(SSK)で20日、同社にとって最後の新造船となる中型ばら積み船(8万2千トン)が進水した。1953年に初めて進水した「永邦丸」から数え、510隻目。経営悪化に伴い、中核事業からの事実上の撤退を余儀なくされた。同社は今年2月、新型コロナウイルス禍に伴う受注の急減や、コスト競争力の早期改善が困難なことを理由に、売上高の7~8割を占める新造船の休止を発表。