【脱炭素】サウジアラビア、2060年に温室効果ガス排出実質ゼロ COP26控え目標表明
世界最大級の産油国サウジアラビアの実力者ムハンマド皇太子は23日、同国の温室効果ガス排出量を2060年までに実質ゼロにすることを目指すと表明した。今月末から英国で開催される国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)を前に、首都リヤドで開かれた環境に関する国際会合で声明を公開した。国営通信によると皇太子は、米欧が主導し、強力な温室効果ガスであるメタンの世界的な排出量を30年までに20年比で30%削減する国際的取り組みへの参加も発表。