【世界中で物価高】スタグフレーションに身構える市場、70年代の再来は本当か…
資産運用会社で働くフィル・オーランド氏が、これほど多くの市場参加者からスタグフレーションの話を聞くのは、自身が金融ジャーナリストだった1970年代終盤以来だ。当時は原油価格が高騰し、物価上昇率は現在の2倍以上だった。フェデレーテッド・ハーミーズのチーフ株式市場ストラテジストのオーランド氏は今、景気減速と物価上昇が同時に進むスタグフレーションが再燃する態勢になっていると語り、高インフレと経済成長減速の局面を乗り切れる銘柄に資金を集中させつつある。