【ロシア】衛星破壊実験を公表 米の批判に反論も 「破片がISSに脅威を与えないことを米国は正確に把握している」
ロシア国防省は16日、衛星軌道上で機能停止状態となっていたロシアの電波監視用人工衛星「ツェリーナD」の破壊実験を15日に実施し、成功したと発表した。タス通信が伝えた。ロシアは人工衛星の破壊能力の強化を誇示し、軍事的に対立する米国を牽制する思惑とみられる。ロシアの発表に先立ち、ブリンケン米国務長官は15日、ロシアがミサイルを使った人工衛星の破壊実験を同日実施し、確認できるだけでも1500個以上の破片が拡散したと指摘した。