(所得)申告漏れ前年比29%減 コロナ禍で「風俗業」ランク外
国税庁は25日、今年6月までの1年間に実施した個人への税務調査などで指摘した所得の申告漏れは、総額5577億円(前年比29・3%減)だったと発表した。コロナ禍で調査が抑制傾向にあったためで、申告漏れが目立つ業種も例年から大きく様変わりした。同庁によると、納税者の自宅や事業所に出向く実地調査は約2万4千件で前年の4割程度にとどまったが、高額、悪質な案件を優先的に手がけた結果、申告漏れの平均額は1257万円で前年比33・0%増だった。