【鉄道】JR西日本「56円」未払い賃金訴訟の、金額以上に深刻な問題とは
枝久保達也:鉄道ジャーナリスト
奇々怪々な出来事としか言いようがない。JR西日本岡山支社の男性運転士が1分間の未払い賃金56円の支払いを求めてJR西日本を訴えていると、11月6日付の読売新聞が伝えた。一体どういうことなのか。(鉄道ジャーナリスト 枝久保達也)
乗り継ぎが遅れた2分を
無価値労働として賃金カット
11月6日付の読売新聞と運転士が所属するJR西日本労働組合(JR西労)の機関紙によれば、事の起こりは2020年6月18日朝。