【名古屋市立大教授】「短期間で八割が打ったということは効果が減退する時期も重なる。社会としての抵抗力は急激に落ちる可能性が高い」
振り返るコロナ禍2021
昨年に続き、新型コロナウイルス一色だった2021年も間もなく暮れる。国内では7月下旬に過去最大の第5波が始まり、医療現場が逼迫(ひっぱく)。一方で、ワクチン接種が進み、治療薬も登場するなど明るい材料もそろってきた。愛知県や名古屋市の新型コロナ対策に携わる名古屋市立大医学部教授、中村敦さん(59)に一年を振り返ってもらい、来年の見通しを聞いた。