【新コロ】現行承認済みがスパイクタンパク質の多重変異により中和活性を失う中、上海薬物研究所が抗オミクロン抗体で画期的発見
承認済みや臨床段階にあるSARS-CoV-2中和抗体医薬品の多くが、オミクロン変異株のスパイクタンパク質の多重変異により、中和活性を失うか、中和能力が大幅に低下していることを考えれば、朗報である。オミクロン変異株の感染力増強の理由の1つは、そのスパイクタンパク質・受容体結合ドメイン(RBD)のSARS-CoV-2受容体ACE2に対する結合能力が、野生型よりも高いからである。