カツオ盗、九州方面に横流しか 焼津署 ルート解明へ本格捜査
静岡県外の船会社によって焼津漁港(焼津市)に水揚げされたカツオが計量所を通らないままトラックに積まれ盗まれたとされる問題で、カツオの一部が九州方面に「横流し」された疑いが浮上していることが、6日までに関係者の取材で分かった。焼津署は流通ルートの解明に向けて近く、本格的な捜査に乗り出す方針。複数の関係者によると、神奈川県の運送会社に勤務するとされる運転手が昨年3月ごろ、宮城県の船会社が水揚げした冷凍カツオ10トンをトラックに積載し、そのまま運び去った疑いが持たれている。