【浄土真宗】「あらゆる差別なくす」 東西本願寺が声明、水平社創立100年に
部落差別の解消を目指した「全国水平社」が京都で創立されてから100年となった3日、京都に本山を置く浄土真宗本願寺派(本山・西本願寺)と真宗大谷派(本山・東本願寺)が、あらゆる差別をなくし、人間一人一人が尊重される社会に向けて取り組むとする声明をそれぞれ出した。浄土真宗は念仏の下、全ての人は等しく「同朋(どうぼう)(仲間)」であると説いた親鸞を宗祖とし、被差別部落の人々から信仰を集めたが、差別は教団内にもさまざまな形であった。