【歴史】ロシアの全体主義と「独裁者スターリン」が行ったこととは?─捕虜も大虐殺─…
全体主義国家とプロパガンダ
第一次世界大戦後、統治形態を全体主義へと変える国々がいくつか現れた。全体主義国家(政府が人々の生活のあらゆる側面を完全に支配する、絶対的な統治者として機能する制度)では、政治、社会、経済、知的活動、文化といった、市民生活のあらゆる側面を、政府がコントロールする。また、一般大衆を支配するためのプロパガンダ(正しいかどうかにかかわらず、人間、組織、理念にとってプラスやマイナスになる情報、思想、噂を意図的に広めること)手法をよく使うのも特徴だ。