【コロナ】世界の科学者の予想を裏切り続けた新型コロナ、今も進化中 「ただの風邪ではなかった」 脳細胞を損傷
■続々と襲いかかる変異株
そのうえ、新型コロナウイルスは予想以上にすばやく遺伝子の変異を獲得し、進化を遂げた。コロナウイルスでは通常、インフルエンザウイルスやHIVなどのほかのRNAウイルスに比べて、遺伝子の変異が起こるスピードが遅い。SARS-CoVとSARS-CoV-2で遺伝子を構成する塩基が置き換わる割合は毎月ほぼ2カ所程度で、インフルエンザウイルスの半分から6分の1程度にあたる。