解体なら6億円、維持なら約30億円 北海道百年記念塔、壊しちゃうの?
道などが1970年に札幌市厚別区に建てた北海道百年記念塔の解体工事が、今秋にも始まる見通しです。老朽化による安全面の問題や、存続した場合の多額の維持費から、道は2018年末に撤去する方針を決めていました。道民の中には解体に理解を示す声もありますが、地元住民らからは今も存続を望む声が出されています。記念塔を巡っては、和人の入植で土地を奪われたアイヌ民族への配慮が足りないという批判が建設当時からあり、議論の火種はなおくすぶっています。