【環境】太陽光パネルの〝落とし穴〟 脱炭素社会に暗雲 40年代に大量廃棄時代が到来、リサイクル処理が追い付かなくなる恐れ
※2022.3/25 06:30
2011年の東京電力福島第1原発事故などを機に普及が加速している太陽光パネルのうち、使用済みとなる量が想定を上回る勢いで膨らんでいる。近年の災害頻発で破損や水没が相次いでいるためだ。さらに30~40年代には大量のパネルが順次寿命を迎える。リサイクルせず廃棄されれば埋め立て処分場の逼迫にもつながり、政府が目指す「50年脱炭素社会」の実現に影を落としかねない状況だ。