【上毛新聞】明治の浮世絵の「槍持ち奴」は小栗上野介か 江戸市民が抱く新幕府、反維新の思いを表現
浮世絵師の河鍋暁斎きょうさいが明治維新後に手掛けたとみられる風刺画「大津之連中睡眠の図」に登場する人物の一人が、高崎市ゆかりの幕臣、小栗上野介忠順(1827~68年)とみられることを、風刺画研究家の若林悠さん(53)=大津市=が特定した。小栗は口に錠をかけられ、槍やりを持った威勢のいいキャラクター「槍持ち奴やっこ」として表現されており、江戸市民が抱く親幕府、反維新の思いを表現していると指摘する。
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浮世絵師の河鍋暁斎きょうさいが明治維新後に手掛けたとみられる風刺画「大津之連中睡眠の図」に登場する人物の一人が、高崎市ゆかりの幕臣、小栗上野介忠順(1827~68年)とみられることを、風刺画研究家の若林悠さん(53)=大津市=が特定した。小栗は口に錠をかけられ、槍やりを持った威勢のいいキャラクター「槍持ち奴やっこ」として表現されており、江戸市民が抱く親幕府、反維新の思いを表現していると指摘する。
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