【“性暴力”裁判】被害女性が語った15分のことば
「私はこの場では被害者として立っていますが、『被害者』ではなく、意思を持った一人の人間です」「私は、性暴力とは一人の人間から尊厳を奪う、意思を持った一人の人間を、ただの女あるいは男として、暴力の対象として、支配欲のはけ口として記号に押し込め、人格を深く傷つける、そういった罪だと考えています」「普通の人間が、普通に安全に、これからも生きていける世の中を作る判断をしてください」これは見知らぬ男から性的暴行を受けた20代の女性が、裁判でついたて越しに加害者と対じしながら、裁判官や裁判員に向けて語ったことばです。