小中高生「勉強意欲わかない」54% コロナ禍で過去最高に
東大社会科学研究所とベネッセ教育総合研究所は20日、小中高校生の学習意欲に関する調査結果を公表した。「勉強しようという気持ちがわかない」との項目に「当てはまる」とした回答が2021年は54.3%に上り、新型コロナ感染拡大前の19年と比べて9.2ポイント上昇。15年の調査開始以来、過去最高となった。東大の佐藤香教授は「コロナ禍で友達との接触や遊びが制限され、給食時も黙食を求められるなど学校生活の楽しさが減少し、勉強に対する意欲も低下した可能性がある」と分析している。