【経済】今回の資源高が賃金・物価の持続的上昇招く可能性低い=日銀総裁
黒田日銀総裁は22日、現在のような供給要因に基づく資源価格の上昇が賃金と物価の持続的な上昇に直ちにつながる可能性は高くないと述べた。インフレ対応のため積極的利上げ姿勢を見せる米連邦準備理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)など他の海外中銀と一線を画し、積極的金融緩和策を継続する意向を示した。米コロンビア大学での講演で同総裁は、資源価格は世界市場の需給で決まるものであり、日本の金融政策でコントロールできるものではないと指摘。