【イアン・ブレマー】「失うもののないプーチンは、ウクライナ侵略戦争をさらに泥沼化させる」
ユーラシアグループの創設者で国際政治学者のイアン・ブレマーは、プーチンによるウクライナ侵攻は最悪の戦略的決断であると指摘する。しかし、後に引き下がれないプーチンによって戦局は今後ますます泥沼化すると、英誌「エコノミスト」に寄稿した。ロシアがウクライナに仕掛けた戦争がどう終結するかはまだわからない。間違いないのは、プーチンによる大規模侵攻という戦略的決断は、ここ数十年の大国の指導者によるものとしては最悪のものだということだ。