【SNS】ネット中傷は「憲法上の新しい問題」 最高裁長官、記念日前に会見
最高裁の大谷直人長官は3日の憲法記念日を前に記者会見を開き、近年、増加傾向のインターネット上の中傷投稿を巡る裁判について「憲法上のどのような価値を優先するかが新しい問題として出てきている。裁判所は視野を広げ、双方の対立する主張を客観的、冷静にくみ上げる姿勢が必要だ」と述べた。SNS(ネット交流サービス)の普及で中傷被害は深刻化し、憲法13条が保障する「個人の尊厳」を侵害されたとして投稿削除などを求める訴訟が相次いでいる。