日銀総裁「市場動向を十分注視」 円安急進巡り、参院で答弁
日銀の黒田東彦総裁は13日の参院決算委員会で、東京外国為替市場で1ドル=135円台まで円安が進んだことについて「政府とも緊密に連携し、引き続き為替市場の動向やその経済、物価への影響を十分注視する」と述べた。立民の杉尾秀哉氏への答弁。日銀が大規模金融緩和で金利を低く抑えていることが円安の要因とされているが、黒田氏は「賃金の本格的上昇を実現するためには、金融緩和を粘り強く続けることで、経済をしっかり支援する必要があると考えている」と説明した。