【社会】老朽化する交通インフラに危機感 橋の4割は築50年以上も…目視での安全点検では人手足りず
深刻さを増している交通インフラ老朽化問題への危機感が強まっている。建設後50年以上のインフラは近く、道路橋全体の4割、トンネルの3割弱に達するとされ、国土交通省は点検や補修に関するルールを強化。しかし現地に脚を運んで目視で点検するという従来型の手法では人手が足りず、関連業界からは悲鳴もあがる。こうした中、学術界や産業界からは人工知能(AI)などの最先端技術を活用した点検の迅速化を目指す動きも出てきた。