スマホ利用時間長いと正答率低い傾向 小中学生、全国学力テスト
文部科学省が28日に結果を公表した全国学力テストでは、1日あたりのスマートフォンの利用状況を尋ね、平均正答率との相関関係を初めて分析した。小中学生ともSNS(ネット交流サービス)や動画の視聴時間が長いほど正答率が低く、中学校の数学は上位と下位で19・4ポイントの差が付いた。質問紙調査で、児童・生徒に対し、平日に携帯電話やスマホでSNS、動画などを視聴している時間を「30分未満」から「4時間以上」まで六つに分類して聞いたところ、「1時間以上」の合計は小学校で50・6%、中学校で75・6%だった。