【医療】内密出産、初のガイドライン公表へ 子が出自を知る権利の説明求める
病院の担当者だけに身元を明かして出産する「内密出産」について、国が自治体や病院の対応方法をまとめた初のガイドラインを近く公表する方針を固めた。こうした出産は現行法に定めがないが、希望する妊婦は今後も増えるとみられ、先行して取り組む病院と自治体からルールづくりを求める声があがっていた。ガイドラインでは、病院が内密出産を希望する親に対し、生まれてくる子の出自を知る権利についてきちんと説明することや、親の氏名などの身元情報を院内で適切に管理することを求める。