自衛隊も導入方針、攻撃型無人機は今 殺人ロボへの“進化”懸念
防衛省は、攻撃能力を備えた無人航空機を自衛隊部隊に導入する方針を固めた。偵察用などは既に保有しているが、攻撃型は初めて。離島や沿岸部の防衛力強化につながるとして、2023年度に試験的な運用を始める。乗組員が不要な無人機は人的被害を抑えられ、ロシアによるウクライナ侵攻でも両軍で使用されているという。一方、無人兵器を巡る開発競争の激化は、人間の判断を介さずに人工知能(AI)で攻撃する「殺人ロボット」が紛争地などに現れる事態につながる懸念も出ている。