【中野剛志氏】ウクライナ戦争は「リベラリズムの失敗」が招いた…西側諸国の非現実的な理想がいつも大失敗に終わる理由
ウクライナ戦争をはじめ、世界が急速に不安定化しているのはなぜなのか。評論家の中野剛志さんは「NATOの東方拡大がロシアを追い詰め、侵攻に踏み切らせてしまった。西側諸国が善意でやったことが、むしろ世界の平和を脅かしている」という――。■国際政治の2大潮流「リベラリズムVSリアリズム」(中略)
リベラリズムによれば、自由貿易は平和をもたらすはずでしたが、アメリカと中国は、自由貿易の結果、経済だけではなく、軍事においても対立するに至ったのです。